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第三者に売る目的を隠して銀行口座を開設していたとして、警視庁は12日、東京都内の電話代行業者の男ら4人を詐欺容疑で逮捕した。口座は、インターネットなどを通じて1口数万円で密売し、これまでに約1400口計約2000万円の利益を得ていたという。警視庁は、密売された口座が「おれおれ詐欺」や、法外な金利を取るヤミ金融の振込先などにも使われたとみて調べている。
逮捕されたのは、東京都新宿区の電話代行会社「ふれあい友の会」代表の荻村忠明容疑者(41)=新宿区赤城下町=や、タクシー運転手伊藤正広容疑者(53)=練馬区貫井4丁目=ら4人。
捜査2課の調べでは、荻村容疑者らは、銀行口座を1口当たり数万円で売ることを計画。昨年9月、都内にある都市銀行の二つの支店で伊藤容疑者名義の口座を開き、銀行から通帳2通とキャッシュカード2枚をだまし取った疑い。4人ともおおむね認めているという。
口座を第三者に譲渡することは、開設者と金融機関との契約で禁止されている。警視庁は、最初から売却する目的で口座を開設したことが、金融機関をだます詐欺罪にあたると判断した。
荻村容疑者らは夕刊紙に広告を出すなどして、1口当たり2万〜3万5000円の報酬で開設者を募っていた。数十人分の口座を集めた後、ホームページなどで「架空口座販売します」「全国送料無料!」「一通3万円(女性名義+3千円、会社名義+5万円)」と宣伝していた。
(02/13 11:27)