2004年02月13日(金) 09時38分
スパムに「返信してしまっている」22%も——シマンテックのスパム実態調査(japan.internet.com)
株式会社シマンテック は2004年2月12日、国内のインターネットユーザーを対象に実施したスパム(迷惑)メール実態調査結果の概要を発表した。
この調査は、シマンテックの依頼により
株式会社インフォプラント が行ったもの。2003年末に全国のインターネットユーザー4,002名を対象として予備調査を行い、スパムメールを受信したことのある回答者の中から1,200名を抽出し、1月上旬に本調査を実施した。
予備調査の結果、インターネットユーザーの83.2%が何らかのスパムメールを受け取っており、最も比率が高いのは20代男性で92.9%、次が40代男性で91.1%だった。50歳以上の女性層はやや低いものの75.9%に達しており、スパムメールが年代や性別に関係なく送られていることが明らかになった。
本調査の結果では、スパムメールのどのような点に嫌悪感を持つかという質問に関して、71.6%が「読んだり、捨てたりすること自体に無駄な時間がかかる」と答え、「同じようなメールが繰り返し、しつこく送られる」が56.1%、「ウイルス感染の心配」と答えた人が55.4%となった。その他、「詐欺まがいの商売への懸念」(38.6%)、「アダルト関連など、内容が不愉快」(38.1%)と答えた人も4割近く存在した。
スパムメールの過去1年の増減傾向に関しては、「すごく増えている」(11.8%)、「少しずつ増えている」(39.1%)と、半数以上がスパムの増加を感じていた。会社よりも自宅で多くスパムを受け取っている傾向があった。
また、「スパムメールが届かないように、対策をとっているか」という質問に対して、「何もしていない」と答えた人は29.0%で、52.0%は「メールを見て、手動で削除」という消極的な対応だった。
さらに、スパム受信時の対応も「何もしてない」人が51.3%で最も多く、次に、スパム対策としてやってはいけないとされている「メールに書かれた URL にアクセスし拒否の旨を伝える」(24.6%)「メール内にある宛先に拒否する旨を書いたメールを送る」(21.9%)が多かった。
同社は
スパムウォッチレスポンスセンター で、スパムメールの見分け方などを紹介している。
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