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2004年02月13日(金) 08時36分

仙台名物牛タンもピンチ BSEで、在庫わずか共同通信

 専門店のカウンターで牛タン料理を受け取る女性客=12日夜、仙台市青葉区    牛丼に次いで仙台名物牛タンも姿を消す?。牛海綿状脳症(BSE)問題で米国産牛肉の輸入が禁止されてから1カ月半。仙台の牛タンは米国産が約7割(東北農政局推定)を占め、今月中に在庫が底をつく店もある。
 仙台市の牛タン焼き専門店などが加盟する「仙台牛たん振興会」によると、仙台の牛タンは戦後、米進駐軍が持ち込んだタンを使って庶民の食べ物として考案された。「柔らかく、国産より安くて供給量が安定しているため、米国産を使う店が大半」という。昨年7月にはJR仙台駅に専門店街「牛たん通り」がオープン。名物として知名度を増していた。
 前回のBSE騒動と違い、客足は落ちていない。しかし、仙台市内の牛タン焼き専門店の経営者は「在庫は6月分まで」と渋い表情。「米国では牛タン専門の解体職人が一時解雇されており、仮に輸入再開が決まっても、流通するまでにはさらに2、3カ月かかる」とみられるためだ。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040213-00000026-kyodo-soci