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牛丼チェーン最大手の吉野家は11日、牛丼類の販売最後の日を迎えた。牛海綿状脳症(BSE)の問題で米国産牛肉の輸入が止まって2カ月足らず。最後の2日間は全国各地で予想を大幅に上回る「駆け込み需要」があり、早々に「売り切れ御免」となる店が相次いだ。
同社によると、客足が急に伸び出したのは10日午後から夜にかけて。祝日の前夜に「食べ納め」をしようという客が殺到し、どこの店でも普段の2.5〜3倍の入りだったという。11日午後までは持つと想定していた牛肉はみるみる減り、11日午前6時の段階で、関東地方の8割、東海地方の7割、近畿地方でも6割の店で売り切れた。
11日朝、在庫が残っていた東京都中央区の新大橋通り八丁堀店には、休日出勤のサラリーマンたちが次々と訪れ、平常時の倍のペース。近くの会社員幡野伸明さん(42)は「牛皿」の並とご飯を注文。「いつもなら皿をもう一枚頼むところですが、ほかの人にも残しておきたいので我慢しました。最後の味は格別でした」と話した。
(02/11 11:05)