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調べでは、中嶋容疑者らは二〇〇〇年十月−〇一年十月、元金の保証と月2−2・5%の配当金を約束して、横浜市中区で経営していたヤミ金融会社などへの出資を持ちかけ、同市内の無職男性(73)ら三人から計七回、総額六百九万円を預かった疑い。
中嶋容疑者らは一九九九年七月−二〇〇二年五月、「年30%の配当が見込める。高利の投資と思って預けてみないか」ともちかけて金を集めた。だが、〇一年ごろから貸し倒れが増えてヤミ金の経営は破たんし、配当金を出せたのは〇二年初めまでだった。その後も出資を募っており、県警は詐欺容疑でも追及する方針。
出資者は県内や東京などの二十一−七十三歳、八割が女性で口コミで集まったという。一人百五十万円以上を出資しており、最多額は数十回で計約七千三百万円を預けた群馬県内の女性(34)。
中島容疑者らは銀行口座を通さず、現金を手渡しで受け取っていた。「自分たちが返済するから」と、消費者金融から借金をさせたり、預かったクレジットカードで無断購入した商品を質店で換金したりもした。
取り立てで発覚しないよう、消費者金融に借金した出資者に破産申請を勧めることもあった。だが、消費者金融の取り立てを受けた横浜市内の女性(40)が〇二年六月、遺書を残して失そうしたため、事件が発覚した。
逮捕時、中嶋容疑者の所持金は一万七千円ほど。調べに対し「金融会社を始める資金がほしかった」と供述している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040211/lcl_____kgw_____002.shtml