2004年02月10日(火) 21時18分
最高裁名乗り支払い督促 初の手口、注意呼び掛け(共同通信)
最高裁を名乗って借金や未払い料金の支払いを督促するはがきが東北、関東、九州などの各地に届いていることが分かり、最高裁は10日「最高裁とは一切関係がない」として請求に応じないよう呼び掛けるとともに警視庁麹町署に通報した。
弁護士会や実在の弁護士、地裁などをかたる同様の詐欺が最近増えているが、最高裁を使った手口は初めてという。
最高裁によると、はがきには「最終警告書」と書かれ「強制的に回収する。ブラックリストの登録や刑事、民事告訴を行う。警告を無視すれば勤務先や近所にも請求する」などの脅し文句がある。
文末に「裁判所最高裁判所 簡易裁判所管理部」と記され、携帯電話の番号が書いてある。
はがきを受け取った東京都や千葉県などに住む人から9日、最高裁に相談の電話が数件あった。調査の結果、仙台、福岡高裁管内でも同じようなはがきが送りつけられていることが分かった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040210-00000250-kyodo-soci