2004年02月10日(火) 00時00分
鳥インフルエンザ、周辺養鶏場は確認されず(朝日新聞・)
米デラウェア州で鳥インフルエンザが確認された問題で、同州当局は9日、問題となった養鶏業者のほかには、現時点でウイルスが検出された業者がないことを明らかにした。AP通信が伝えた。米農務省は「米国産鶏肉の全面禁輸措置の緩和を」と日本や韓国などに訴えている。
先週末に鳥インフルエンザが確認された後、同州当局は、問題の養鶏業者から半径3.2キロ内にある業者20カ所の検査を開始。これまでに結果の出た19カ所では、ウイルスが検出されなかった。残る1カ所も近く結果が出る見通しだ。
米北東部では、過去にも、毒性の弱いH7N2型のウイルスが見つかったことがある。今回のウイルスも同じ仲間である可能性があり、同州当局はウイルスの詳しい検査を急いでいる。
米農務省の主任獣医師は「アジアで問題になっているH5N1型のウイルスとは違い、H7型のウイルスが人間に感染した証拠はない」と指摘。同省報道官は「感染が一部地域に限定されている場合、安全な地域からの輸入は認めるのが普通だ」と、米国産鶏肉の全面禁輸を決めた日本や韓国などに、他州からの輸入を認めるよう求めた。
(2/10)
http://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?kiji=5433
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