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吉野家は11日から全国986店中、976店舗で牛丼の販売を順次中止する。席数(約50席)と吉野家チェーンの中でも最大規模というJR有楽町駅前の有楽町店では、午前10時半すぎごろからサラリーマンが次々に吸い込まれていった。
大きな「カレー丼」の看板を見て、「牛丼はもうなくなったのか」と、勘違いして引き返すお客も多数見られた。
それでも正午すぎには30メートル、約50人の行列となり、周辺は黒山の人だかりに。最後尾の会社員(34)は「時間がかかるのは気になるが、今日は最後だから…」と苦笑いを浮かべる。
店内で目立ったのは、普段見かけない女性たち。友人2人と“連れヨシギュー”で「並、つゆだく」を食べた品川区の女子大生(20)は「食べようと思ったら、女の人がいないから友達を誘いました。いつもお昼はパスタなんだけど〜、牛丼、安いよねー、いつもの半額以下で済んだ♪」とご機嫌な様子。
代替メニューには冷ややかで。「カレー丼を食べようとは思わない。だったらカレー屋さんにいくよねー。もう来ません」と断言…。
「千葉の稲毛海岸から銀座の有名店でパンを買う用事を作って来た」と語るのは、千葉市美浜区の主婦(65)。「なくなると聞いて1度は食べてみようと思った。吉野家で食べるのは人生で初めて。それなりにおいしかったワ」と笑顔で立ち去った。
「Xデー」発表直後の9日夜、同じ吉野家の中野北口店でも満員御礼状態だ。「牛丼チェーンの中で吉野家が一番うまい」というフリーター風の男性2人組は大盛を1人で2杯もペロリ。20代前半のギャルは、ケイタイカメラで牛丼をパチリとやるなど、牛丼の去りゆく日を惜しむ姿があちこちで見られた。
ZAKZAK 2004/02/10