2004年02月10日(火) 13時14分

今日で「食べ納め」…牛丼求めて吉野家に行列（読売新聞）

　牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シーが１１日から一部店舗を除いて全国９７６店舗で牛丼販売を休止するのを受け、１０日午前、都内の店舗の一部では、牛丼の「食べ納め」をしようという人の行列が出来た。

　都内の有楽町店（東京都千代田区）には、昼食時を待ちきれない人たちが午前１１時前から訪れ、食べ慣れた牛丼の味を惜しむかのようにほおばっていた。正午過ぎには、店前に約５０人が並んだ。女性の姿も目立った。

　吉野家は材料の牛肉の９９％を米国産に頼っている。ＢＳＥ（牛海綿状脳症＝狂牛病）感染牛が見つかった米国産牛の輸入停止で、牛肉の在庫が払底するため、９日に販売休止を発表した。

　牛丼販売の休止は、牛丼チェーン４位の「なか卯」、同３位の「すき家」を展開するゼンショーに続いて３社目で、残る同２位の松屋フーズも今月下旬以降に休止する見通し。しばらく店頭から牛丼が姿を消すことになりそうだ。

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　福田官房長官は１０日の記者会見で、１１日から吉野家ディー・アンド・シーが牛丼販売を休止することについて、「寂しい。私もかつてごやっかいになったことがある。なるべく早く復活してほしい」と述べた。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040210-00000204-yom-bus_all