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2004年02月10日(火) 00時00分

吉野家牛丼「最後の日」に駆け込み客殺到ケータイ写真撮影するギャルもZAKZAK


「Xデー」発表で“食べ納め”の客が殺到=9日、東京千代田区の吉野家 米国内でのBSE(狂牛病)騒動で、11日に「牛丼、最後の日」を迎える吉野家。昨9日に「Xデー」が公表されると、各店は「今しか食えない!」との駆け込み客が殺到。普段の平和な日々とは打って変わって、異様な雰囲気に包まれていた。

 吉野家は11日から全国986店中、976店舗で牛丼の販売を順次休止する。9日午後9時すぎ、吉野家中野北口店(東京都中野区)では、約10メートル先に激安牛丼店「牛丼太郎」が、約100メートル先には「松屋」がある牛丼激戦区にもかかわらず、カウンター約30席はほぼ満席状態だ。

 席が空くのを数分待って、ようやく席に着いた瞬間、20代男性店員が「ご注文はっ?」と秒速の攻め。普段はメニューを考える余裕が与えられるが、殺到する“食べ納め”目当ての客に、ちょっとの時間も惜しんでいるようだった。

 すかさず「大盛、つゆだく」と注文したものの、「大盛」「並、タマゴ」と飛び交う注文の嵐から、出てきた「大盛」は「つゆだく」ではなくガッカリ…。

 フリーター風の30代男性2人組は「やっぱり牛丼チェーンの中では吉野家が一番うまい」などと談笑しながら大盛を1人2杯も平らげた。

 別の席には普段の吉野家では、“天然記念物”級に稀少なタンピンのギャルが牛丼を注文。ケータイカメラでパチリとやるなど、去りゆく牛丼を惜しむ姿が店内のあちこちで見受けられた。

ZAKZAK 2004/02/10

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_02/1t2004021001.html