2004年02月10日(火) 09時17分
本音はメールで、出会い系サイトは遊び半分〜警視庁の実態調査(ITmediaモバイル)
中高生はメールを中心に携帯電話を利用、出会いサイトには5分の1がアクセス経験アリ──中高生を対象とした警視庁の調査から、こんな携帯電話の利用実態が分かった。
メールを中心に幅広く機能を使いこなす
中高生では、1日に利用する頻度の高い機能のトップに立つのがメール機能。通話の約74%を上回る約96%がメールを挙げるなど、通話を上回っている。1日に送信するメールの数も「21回以上」という答えがほぼ4割を占めるなど、頻繁にやり取りしていることがうかがえる。
また、約7割が「もらったメールに返事をしなければ相手に悪いと思う」とし、約6割は「メールのほうが友達に本当の気持ちを伝えやすい」と答えるなど、本音の会話がメールに移りつつあるのも見て取れる。
携帯電話を使ったやり取りが多いためか、携帯電話を「月に1万5000円以上使う」と答えた高校生は約4分の1に上り、メモリダイヤル登録人数の平均も、中学生が52名、高校生が84名と高い値を示した。
5分の1が、出会い系サイトへのアクセス経験あり
そんな中で注目なのが、出会い系サイトへのアクセス経験。5分の1にあたる21.9%がアクセスしたことがあると答え、6割がその存在を「友達から教えられて知った」としている。
アクセスした理由は6割が「遊び半分」、4割強が「暇だから」。サイトで興味を持った相手にメールを送ったのは7割に上った。送信相手は「同じ年齢くらいの異性」が67.6%でトップで、「年上の10代の異性」が39.2%で続く。またメールを送った少年のうち、約半数が「知り合った相手と直接会った」と答えている。
会った後には「カラオケ」(59.1%)や食事(44.2%)に出かけ、「何回か会った」とする層も4割に上る。
なお、2003年9月13日から「出会い系サイト規制法」が施行されたが、出会い系サイトが法規制されていることを知っているのは約3割にとどまっている。
警視庁は2003年9月から11月10日にかけて利用実態を調査。調査対象は警視庁が逮捕、補導した中高生575人と、都内の中高生2030人。
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