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牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シーは、11日に牛丼の販売を停止する見通しになった、と9日発表した。米国産牛肉の輸入禁止に伴う在庫切れのため。大手牛丼チェーンで牛丼販売が残るのは、定食メニューの多い松屋だけとなる。販売終了後の業績は「客数で7割、売り上げは75%になる」(安部修仁社長)と予想している。
また吉野家は同時に、輸入が再開されたあとも代替メニューの一部の販売を継続する方針も明らかにした。
店舗ごとに時間差はあるが、食材が切れ次第販売を打ち切る。牛丼だけでなく、牛皿、牛鮭(さけ)定食も販売を中止する。ただし、周辺の店で扱っている商品との関係から、新メニューの提供が難しい築地店(東京都中央区)と競馬場、競艇場内の計10店では、国産牛などを使って牛丼の販売を継続する。築地店の牛丼(並盛)の価格は500円とする。
吉野家では、在庫切れを先延ばししようと、国産牛をブレンドしたり、国内にある米国牛肉を新たに調達したりしてきた。だが、「駆け込み需要」も多かった。今後は、いくら鮭丼の販売を順次全店に広げるほか、新メニューの価格の値下げも進める。
(02/09 19:41)