2004年02月09日(月) 19時56分
偽造ハイカで数十億円損失 近藤道路公団総裁(共同通信)
日本道路公団の近藤剛総裁は9日の道路関係4公団民営化推進委員会の懇談会で、高速道路の料金支払いに使うハイウェイカード(ハイカ)の偽造による損失が数十億円に上ることを明らかにした。
偽造ハイカ対策として4公団は額面5万円と3万円の高額ハイカの利用を、今年3月1日から停止することを既に決めている。
近藤氏は懇談会で猪瀬直樹委員の質問に対し「(総裁に)就任してから(損失額を)聞いているが、なかなか分からない。数十億円単位であり得ると事務方から報告を受けた」と述べた。
これに関し、猪瀬氏は懇談会後の記者会見で「公団はこれまで利益を考えないから平気で見逃してきた。民営化するうえで直していくべきだ」と公団のこれまでの体質を批判した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040209-00000198-kyodo-soci