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大手電機メーカー「シャープ」(大阪市)の製品に酷似した中国製液晶テレビの輸入を、東京税関新潟支署が差し止めていたことが分かった。関税定率法に基づき「意匠権の侵害」と判断された。「シャープ」から模倣品の輸入禁止の申し立てを受けての措置で、企業側の申請をもとに実際に差し止めた初のケースになるという。
東京税関によると、輸入を差し止められたのはシャープの液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」の15インチ型に色やデザインがよく似た中国製の液晶テレビ約500台。
国内の貿易会社が輸入しようと、昨年9月に新潟東港(新潟県豊栄市)に荷揚げしたが、同支署職員が気づき、シャープと貿易会社から意見を聴いていた。その結果、模倣品にあたると認定、2カ月後に輸送船に積み戻させた。
国内で登録されている特許権や意匠権などを侵害する模倣品の輸入禁止を定めた「改正関税定率法」は昨年4月から施行された。模倣品を輸入される可能性がある企業などが、あらかじめ差し止めを申し立てられるようになった。
シャープは昨年、アジアで「アクオス」に酷似した商品が出回るようになったことから、申請を済ませていた。
(02/09 11:24)