2004年02月09日(月) 20時00分
都立広尾病院訴訟で都が控訴を断念、敗訴確定へ(日経新聞)
東京都立広尾病院で入院中の千葉県浦安市在住の主婦(当時58)が消毒液を誤って点滴され死亡した事件で、都は9日、約6000万円の支払いを命じた東京地裁判決について控訴しないことを決めた。遺族側も控訴しないとしていることから、これにより都の敗訴が確定する。
都の病院経営本部は、病院の組織的な過失ではなく看護師の単純ミスであることが判決で認定されているうえ、事故発生後の届け出が遅れた責任は病院にあることなどから、控訴は適当でないと判断した。遺族側は地裁判決後の2日、都が判決を厳粛に受け止め、控訴しないよう求める要請書を石原慎太郎知事に提出していた。(20:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040209AT1G0902309022004.html