2004年02月07日(土) 00時00分
オレオレ詐欺の被害防止へネット構築(山形新聞)
オレオレ詐欺など、預金口座を利用した悪質事件が相次いでいることを受け、県や県警察本部で組織する県消費者被害防止連絡会議は6日、山形市の県村山総合支庁で会議を開き、犯罪者の口座を凍結するため、関係機関の役割を明確にしたネットワークを構築した。金融機関の協力を得ながら、各機関が連携して事件の未然防止を図る。
被害者から相談を受けた消費生活センターや県、県警と各警察署、銀行、貸金業関係者、弁護士らは、財務省山形財務事務所に電話連絡するとともに、情報提供の専門シートを作成して、ファクス送信する。
山形財務事務所は、相談受付機関と金融機関との中継、情報の集約を果たす重要な役割を担い、情報に基づき各金融機関が対応する。情報が寄せられた不審口座については、金融機関が開設者の存在の有無、名義の確認などを行い、不正利用の口座であることが確認されれば、それぞれの判断で口座を凍結する。
会議ではこのほか、ヤミ金融やオレオレ詐欺、不当請求などの現状が関係機関から報告された。
http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20040207/0000000566.html