2004年02月07日(土) 20時36分
ヤミ金2社の社長ら3人を出資法違反容疑で逮捕−−県ヤミ金融事犯集中取締本部/広島(毎日新聞)
貸金業の登録を受けていないのに電話帳に広告を掲載したとして、広島市内のヤミ金業者が逮捕された事件で、県ヤミ金融事犯集中取締本部などは6日、広島市内のヤミ金業者2社の社長ら3人を出資法違反容疑(高金利)で再逮捕するなどした。違法な高金利で返済を迫られていた被害者の大半は、電話帳の広告で業者を知り、融資を申し込んでいた。
逮捕されたのは、中区幟町「ジャパン(アメ横)」社長、馬上治重(62)=安芸区船越3▽同社社員、宮地信史(38)=同区矢野東6▽西区観音町「興和車輌」社長、伊沢耕作(37)=安佐南区川内2の3容疑者。
調べでは、馬上容疑者は宮地容疑者らと共謀し、昨年12月15〜24日、県内の主婦(47)ら3人に、法定金利の12〜19倍の違法な高金利で計40万円を貸し付け、約10万円の利息を取った疑い。伊沢容疑者も違法な高金利で金を貸し付け、利息を受け取っていた疑い。
これまでの調べで、「ジャパン(アメ横)」は年間約3000万円、「興和車輌」は年間約2500万円の利益を上げていたことが分かっている。 【遠藤孝康】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040207-00000004-mai-l34