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熊本県内の県立定時制高校が、警察庁所管の認可法人「自動車安全運転センター」の県事務所(熊本県菊陽町)に、生徒の運転記録証明書を代理申請して違反歴を調べ、学校に違反を報告していなかった生徒を停学処分にしていたことが、7日分かった。
代理申請には、本人の委任状が必要だが、同校は委任状の署名を教諭が代書。押印はせず、センター職員には「生徒及び保護者から同意と承諾を得ている」と説明していた。
同校は、生徒の死亡事故が続いた1989年から調査を行い、今年1月にも運転免許を持つ生徒約100人分を教諭が代理申請した。事故や違反から10日以内に届け出なかったとして、2003年度には3人、2002年度にも3人を処分したという。
この申請については、入学前後に生徒や保護者に説明していたというが、同校の校長は「個人情報の扱いがずさんだったのは否定できない。生徒からきちんと委任状を取って調査を続け、安全教育に役立てたい」としている。