2004年02月07日(土) 21時36分
模倣液晶TV輸入差し止め 意匠権侵害と税関新潟支署(共同通信)
新潟県豊栄市の新潟東港に大手電機メーカー「シャープ」(大阪市)の液晶テレビにそっくりの中国製品が荷揚げされ、東京税関新潟支署が「意匠権を侵害する」として、関税定率法に基づき輸入差し止め措置を取ったことが7日、分かった。
昨年4月の改正関税定率法施行で、模倣品が輸入される可能性のある商品について、企業や個人が事前に輸入差し止めを申請できるようになったが、東京税関によると、この申請に基づく輸入差し止め措置は初めてだという。
東京税関によると、国内の貿易会社が昨年9月、シャープの液晶テレビとデザインがそっくりの中国製品約500台を輸入するため、新潟東港に荷揚げした。
ところが、東京税関新潟支署の職員が検査で、シャープの液晶テレビに酷似していることに気付いた。シャープは昨年、輸入差し止めを申請しており、東京税関はシャープと貿易会社の意見を聴いた上で、意匠権を侵害すると認定し、船に積み戻しさせた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040207-00000212-kyodo-soci