2004年02月06日(金) 07時02分

住基カード不正取得防止、本人確認を強化・総務省（日経新聞）

　佐賀県鳥栖市で起きた住民基本台帳カードの不正取得について、総務省の香山充弘次官は5日の記者会見で「カード申請者が間違いなく本人だと証明するため、保険証など追加書類の提示を求めるなど早急に対応を考えたい」と述べた。

　住基カード発行時に申請者が旅券や免許証など写真付きの身分証を持っていない場合、市区町村は住民票と照合したうえで申請書に記載された住所に照会書を郵送。再度役場窓口に持参してもらったうえで受け付けている。同省は今後、事務処理マニュアルの見直しを検討。照会書持参時にも国民年金手帳や保険証などの提示を求めることを明記する方向だ。鳥栖市のケースでは職員がマニュアル通りに確認したが、申請者が照会書を何らかの手段で入手して他人になりすまし、カードを不正取得したとみられる。(07:02)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040206AT1G0502305022004.html