2004年02月06日(金) 07時38分
敷金ルールを明確化 東京都が紛争防止に条例案(共同通信)
賃貸住宅を退去する際に敷金をめぐるトラブルが増えているため東京都は6日までに、修繕費について借り手と貸主の負担区分を明確化する独自のルールづくりに乗り出し、2月末から始まる都議会に不動産業者への指導などを盛り込んだ条例案を提出する方針を固めた。
都によると、民間賃貸住宅を退去する際、本来支払う必要のない修繕費まで敷金から差し引かれているのではないかとの苦情や「どこまで負担すべきか」などの相談が増加。
宅地建物取引業法では賃貸住宅の退去時の原状回復や入居中の管理などの問題に十分対応できていないのが現状。このため、修繕費について借り手と貸主の負担を明確にする基本的なルールが必要だとして、借り手の保護を目指した条例の制定を検討してきた。
具体的には判例などをもとに、普通の使い方をしていて色あせた畳の表替えや、壁紙の張り替えなどは、特別に契約にない限り貸主側の負担とすることなどを想定している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000032-kyodo-soci