2004年02月06日(金) 19時05分

不正アクセス違反の容疑で３１歳男逮捕　他人のＩＤ使用、パソコン代金詐取　／茨城（毎日新聞）

　埼玉県警生活経済課と飯能署などは５日、他人のＩＤなどを無断で使い、インターネットオークションでパソコン代金をだまし取ったとして、福岡県飯塚市伊岐須、無職、工藤英晴容疑者（３１）を不正アクセス禁止法違反、詐欺の疑いで逮捕したと発表した。工藤容疑者の銀行口座などに、昨年３月から１００件約１０００万円の入金があり、詳細を追及している。
　調べでは、工藤容疑者は昨年９月１２日、以前勤めていたＯＡ機器販売会社名義のＩＤでプロバイダーを利用、日高市のパート女性（３３）のＩＤとパスワードでインターネットオークションにパソコンを出品したように装い、同１６日、落札した愛知県師勝町の男性会社員（３６）に現金１２万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取った疑い。
　女性はＩＤの一部をパスワードとしても使っており、工藤容疑者はネット上に記されたＩＤからパスワードを推測したらしい。工藤容疑者は「覚えていない」と容疑を否認しているという。茨城、山形両県警にも、代金を振り込んだが商品が届かないという訴えが出ていた。【高島博之】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000006-mai-l08