2004年02月06日(金) 21時02分

架空請求で１００万円振り込む　口座凍結し難逃れる−−宇佐の男性　／大分（毎日新聞）

　宇佐市内の農業男性（５５）が４日、架空の債権回収請求のはがきを受け取り、現金１００万円を振り込んだ。現金は引き出されておらず被害を免れたが、宇佐署は詐欺未遂事件として調べている。
　調べでは、はがきは２日に届いた。大阪府内の債権回収業者と名乗る会社名と、担当者の携帯電話番号が書いてあった。男性は借金の心当たりがあったため、３日に電話をして電話に出た男に問い合わせたところ、男は「そうだ」と認め、１００万円を振り込むよう求めた。男性は４日、市内の銀行ＡＴＭ（現金自動預払機）から１００万円を振り込んだ。ところが、その直後に地区の回覧板で同種の架空請求はがきが相次いで届いていることを知り、同署に届け出た。
　口座は、警視庁などが取引凍結を銀行側に依頼をしていたため、引き出されていなかった。【結城かほる】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000003-mai-l44