2004年02月05日(木) 20時26分
県消費者金融被害対策会議 金融機関の関係者が初参加 /島根(毎日新聞)
ヤミ金融やアダルトサイトなどの架空請求被害を未然に防止し、相談体制の充実などに取り組む「県消費者金融等被害対策会議」の4回目の会合が4日、県庁であった。最近の手口の特徴として、相手が法律事務所や弁護士会を名乗ったり、貸し付けの際に先に高額な保証料を取るなど、悪質化しているとの報告があった。また口座振り込みをさせる手口がほとんどのため、金融機関の関係者が初めて参加した。
会議ではこのほか、県警が03年のオレオレ詐欺の被害を報告。相談件数約100件、被害は21件総額1730万円に上り、最近は犯人が息子役と警官役を分担、さも事件があったかのように被害者を信じ込ませるなど手が込んでいるという。
今後の対策として、家に閉じこもりがちな人たちなどへの周知、啓発を検討する。高齢者に被害が集中していることから、話をしやすい民生委員やホームヘルパーなども対象としていく。
初参加のJAバンク島根信連の川神守・統括部次長は「初めての来客者や振り込み先口座が都銀など何かおかしいと思われる振り込みについては今も窓口で声かけをしているが、声かけの徹底などを再度検討したい」と話していた。 【新宮達】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040205-00000003-mai-l32