2004年02月05日(木) 00時26分
別人が住民になりすまし住基カード不正取得・佐賀県(日経新聞)
佐賀県鳥栖市は4日、実在する市民を装った男が昨年9月、住民基本台帳カードを申請し、交付を受けていた、と発表した。カードは今月2日、福岡県内で落とし物として発見された。鳥栖市は刑事告発を検討している。総務省は「昨年8月の住基カードの交付開始以来、不正取得は初めてではないか」としている。
県警鳥栖署は「市側から相談は受けている。詳細は分からないが、私文書偽造、同行使などに当たる可能性がある」と話している。
鳥栖市市民課によると、男は昨年9月11日、自分の顔写真を持参して、窓口でカードの発行を申請。書類には、市内に住む50歳代男性の住所、氏名、生年月日、性別が記入されていた。
男が免許証などを持っていなかったため、市民課は、住民票と照らし合わせた上で書類上の住所に「照会書」を郵送。男は何らかの方法で照会書を入手し、同月16日、住所と氏名を記入して持参し、カードを受け取った。(00:26)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040205AT3K0403704022004.html