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2004年02月05日(木) 00時00分

殺人、強姦…出会い系きっかけの重要犯罪37%増ZAKZAK

 昨年1年間に出会い系サイトがきっかけとなって起きた殺人や強盗、強姦(ごうかん)など重要犯罪の摘発件数は計137件で、前年に比べ37件(37%)も増えたことが5日、警察庁のまとめで分かった。

 出会い系サイトが関係した事件の摘発総数は1746件で、前年の15件増。前年は前々年の約2倍に跳ね上がっており、急激な増加には歯止めがかかった。

 被害者は1510人で前年より7人減。84%が18歳未満の女子だった。昨年9月に「出会い系サイト規制法」が施行されたばかりで、警察庁は「法施行で警戒心が広がり総数は抑えられた」としている。

 まとめによると、出会い系サイトが関係した事件の中では児童買春が最も多く791件と46%を占めた。次いで青少年保護育成条例違反の448件。

 重要犯罪の内訳は、強姦72件(19件増)、強盗37件(13件増)、強制わいせつ18件(4件増)、略取・誘拐6件(3件増)で、殺人は4件(2件減)。

 出会い系サイト規制法違反の摘発は8件だった。

 被害者のうち18歳未満の女子は1262人。うち高校生が597人、中学生397人で、小学生も4四人いた。

 サイトの利用手段は携帯電話が95%で、パソコンが5%だった。

 ■出会い系サイト規制法 インターネットの出会い系サイトを利用して18歳未満の子供に性交渉を持ち掛けることや、18歳未満の子供が相手を募る書き込みをすることを禁止する法律。年齢、性別を問わず一律百万円以下の罰金。携帯電話の普及で出会い系サイトをきっかけにした児童買春などが急増したのを受け、子供の被害防止を目的として2003年9月に施行された。ZAKZAK 2004/02/05

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_02/1t2004020510.html