2004年02月05日(木) 11時00分
出会い系サイト犯罪、歯止め掛からず=18歳未満の被害85%−警察庁(時事通信)
昨年1年間に摘発されたインターネットの出会い系サイト絡みの事件は前年比15件増の1746件だったことが5日、警察庁の調べで分かった。被害者1510人のうち約85%が18歳未満の児童で、サイトが依然、子供を取り巻く犯罪の温床になっている実態が浮き彫りになった。
摘発された事件のうち、最も多かったのは児童買春で791件(前年比4件増)。少女を相手にした性行為などの青少年保護育成条例違反448件(同13件増)と合わせると、全体の7割以上を占めた。
昨年9月、児童買春や援助交際を誘う書き込みなどを禁止する出会い系サイト規制法が施行されたが、同法違反による摘発は8件。同庁は「施行後は有害な書き込みはほとんどなくなっており、今後の被害防止が期待できる」としている。
また、サイトに絡む殺人や強盗、強姦(ごうかん)などの重要犯罪は同37件増の137件。暴行、脅迫、恐喝などの粗暴犯は同20件減の108件だった。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040205-00000018-jij-soci