2004年02月05日(木) 12時13分
調査報告、詳しい分析必要 政府、米BSEで(共同通信)
米農務省の依頼を受けた国際専門家委員会の牛海綿状脳症(BSE)に関する調査報告書について、福田康夫官房長官は5日午前の記者会見で、「内容を詳しく分析する必要がある。重大な関心を持って行きたい」と述べ、慎重に評価する考えを示した。
報告書は米政府に対して、正常に歩けない牛や生後30カ月以上の牛を対象にした検査体制の強化を勧告しており、米国が検査体制の精度をどの程度向上できるかが今後の焦点となる。
記者会見で福田官房長官は「(報告は)全頭検査は必要ないという内容もあるようだが、よく吟味したい。日本国民の信頼性を確保するため、(米政府が)全頭検査と同等の措置をとるかが問題だ」と指摘、現時点で日本政府の姿勢に変化が無いことを強調した。
報告書の印象として「米国で今後さらに発生しないと言う保証は無いと指摘しており、バランスが取れた内容」と評価した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040205-00000071-kyodo-bus_all