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出会い系サイトが絡んだ事件の検挙件数が０３年、過去最多の前年より１５件多い１７４６件あったことが５日、警察庁のまとめで分かった。約２倍に激増した０２年の件数とほぼ同じだったが、強盗と強姦（ごうかん）などの重要犯罪に限れば約４割（３７件）増の１３７件もあり、出会い系サイト絡みの事件は凶悪な事件に発展するケースが増えた。
出会い系サイト絡みの事件は全体で００年は１０４件で、この３年で約１７倍になった。
０３年は、殺人は４件で前年比２件減だったが、強盗は３７件（前年比１３件増）、強姦は７２件（同比１９件増）、略取誘拐は６件（同３件増）、強制わいせつは１８件（同４件増）だった。脅迫、恐喝、傷害などの粗暴犯は計２０件減の１０８件だった。
最多は０３年も児童買春・児童ポルノ法違反で８１０件。０２年よりも３件少なかったが、このうち児童買春が７９１件（前年比４件増）を占めた。次に多いのが、青少年保護育成条例違反の４４８件で、前年よりも１３件増えた。
被害者は前年よりも７人少ない１５１０人で、女性が９２％（前年同）を占めた。１８歳未満の割合が８５％（前年比１ポイント増）だった。
援助交際相手を募る少女も摘発対象とした出会い系サイト規制法（昨年９月施行）での摘発は８件あった。被疑者はいずれも男で、女性はいなかった。(02/05 11:02)