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約28億円分の有価証券を着服したとして起訴された南証券(00年3月に破産、前橋市)元社長の平田浩一被告(38)が、無登録の投資会社名で投資信託商品を売って約18億円を集めながら、実際はほとんど運用していなかったとされる問題で、一部を顧客からだまし取った疑いが強まった。警視庁は5日にも、このうち約1億円について詐欺容疑で平田被告を再逮捕する。
捜査2課の調べでは、平田被告は98年ごろに「グース・アンド・グリドアイアン(G&G)」という会社を設立。98年9月〜99年3月ごろ、G&Gや関連会社の名で「確定年利4.8〜6.8%」などとする高利回りの商品を宣伝し、延べ約800人から約18億円を集めた。
その際、広告の対談に有名スポーツ選手の家族のタレントを登場させ「確定利回り6.8%の金融商品なんて日本中どこにもないですよ」などと説明させていた。
だがその後の捜査で、説明していたような資金運用をほとんどしていなかったことが判明。さらに平田被告が、別の事業の借金の返済や南証券の買収資金などに充てていたこともわかった。同課は当初から詐取目的だったと判断したとみられる。
(02/05 03:07)