2004年02月04日(水) 21時53分
確定申告書、印刷すると別人の物…国税庁HPトラブル(読売新聞)
国税庁のホームページ(HP)上で所得税の確定申告書を作成、印刷すると、別人の申告書が出てくるというトラブルが、先月30日から今月3日にかけて、全国で計4件発生していたことが4日、わかった。
同庁は3日夜にサービスを停止し、申告内容が流出した利用者に謝罪した。再発防止策を講じたうえで、6日からサービスを再開する見通し。
同庁によると、トラブルが起きたのは、HP上の「所得税の確定申告書作成コーナー」。申告書には住所、氏名、給与所得などの情報が記入されているが、神奈川県内の利用者がパソコンで申告書を作成、印刷したところ、兵庫県内の利用者の申告書が出てきたなどのトラブルが相次いだ。利用者からの申し出で発覚したという。
パソコンで入力した申告内容は、国税庁のサーバーを経由したうえで印刷される仕組みになっており、同庁は「全く同じタイミングで複数の申告内容が送信され、システムが誤作動を起こした」と説明している。
先月13日のサービス開始から今月3日までの同コーナーへのアクセスは、延べ119万件に上る。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040204-00000412-yom-soci