2004年02月04日(水) 14時55分
HPから個人情報を不正入手、京大研究員を逮捕(読売新聞)
文化庁所管の社団法人「コンピュータソフトウェア著作権協会」(東京都文京区)のホームページ(HP)からサーバーに侵入し、約1200人分の個人情報を不正に入手したほか、不正アクセスの方法などを公開したとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターなどは4日、京都市南区唐橋赤金町、京都大学研究員河合一穂容疑者(40)を不正アクセス禁止法違反と威力業務妨害の疑いで逮捕した。
同容疑者は、河合隼雄・文化庁長官のおい。河合長官は「私の親族が逮捕されたことは誠に遺憾であり、大変残念に思います」との談話を発表した。
調べによると、河合容疑者は、昨年11月6日から8日にかけて、自分のパソコンから同協会のHPを管理している大阪市内のインターネット接続会社のサーバーに侵入。同協会に著作権などについて相談していた約1200人の利用者の住所や氏名などの個人情報を不正に入手した疑い。
さらに同容疑者は、同月8日に東京都内で開催されたイベントで、入手した個人情報の一部や不正侵入の方法を公開し、同協会のHPを閉鎖に追い込むなど、業務を妨害した疑い。河合容疑者は容疑を認めているという。
同容疑者は数年前から、趣味として政府関係機関のHPなどのセキュリティー問題を調べ、インターネットの掲示板や自分のHPなどで問題点を指摘していた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040204-00000504-yom-soci