2004年02月04日(水) 12時02分
MSの標的、Linuxの次はIBM(ITmediaエンタープライズ)
米Microsoftがライバル攻撃の手法を新段階へと移行、「異種アプリケーション間接続に関してはIBMやLinuxよりMicrosoft製品の方が優れる」との主張を展開し始めている。
Microsoftはこれまで、一連の委託調査と「Get the Facts」と銘打った広告キャンペーンを通じて、「Microsoft製品はLinuxなどのオープンソースソフトより総所有費用(TOC)が安上がり」と主張してきた。今後は、この議論を相互運用性にも発展させていく考えだ。
Get the Factsキャンペーンの最初のターゲットはLinuxだったが、「相互運用」のフェーズでは、IBMも標的となる。Microsoftのプラットフォーム戦略担当ジェネラルマネジャー、マーティン・テイラー氏は2月3日、Microsoftが資金を出してJupiter Researchが実施した調査において、IT購入者間ではIBMよりMicrosoftの方が支持を得ていることが分かり満足だと語った。
テイラー氏によると、MicrosoftはTOCから相互運用性へと焦点を移している。その次は信頼性であり、またセキュリティも引き続きテーマとなる。ただし優先順位は顧客からの問い合わせに応じると同氏は加えた。
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