2004年02月03日(火) 00時00分
携帯防犯ブザー 音量にばらつき(朝日新聞・)
■県消費生活センターがテスト 県消費生活センターは、女性や子どもたちに普及が進む市販の携帯用防犯ブザーの使用テストをした。最も大切な音量にばらつきがあり、中には30メートル離れると防犯の効果がない商品もあった。操作が面倒なものもあり、同センターは「使い方が簡単でなるべく音の大きいものを選んだ方がよい。全国防犯協会連合会の推薦表示も参考にして」としている。
同センター商品試験課によると、調査したのは県内のホームセンターで販売している標準的な8機種。すべて、ひもを引くかボタンを押すと電子音が鳴るタイプで、大きさはライター大から小型の弁当箱大まで。値段は580〜1780円(消費税別)だった。
調査項目は、サイズや音量、耐久性、電池の入れ替えなどの使い勝手、子どもが持ち歩くことを考えて寒さや水ぬれ、衝撃で壊れないかなど十数項目。
テストの結果、音量が小さい機種は、距離が離れるとぐんと聞こえなくなるとわかった。2機種は、耳元で鳴らした時は90デシベル台(大声の独唱程度)だが、10メートルで70デシベル台、30メートル離れると60デシベルになった。
「60デシベルでは話し声程度で、防犯の効果がない。できれば10メートルでも100デシベルは欲しいところ」と担当者は話す。全般的に高い評価を得た2機種は「全国防犯協会連合会」の推薦品だった。
テストした機種は、水戸市柵町1丁目の同センターで見ることができる。
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http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=6971
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