2004年02月03日(火) 18時56分

０３年ハイテク犯罪の摘発、２２件と急増−−出会い系の児童買春は１６件　／宮城（毎日新聞）

　◇犯人匿名化進む
　県警は、０３年に県内で発生したハイテク犯罪の状況をまとめた。警察が摘発した件数は前年の９件から２２件に急増。ネットカフェや架空口座を使った「犯人の匿名化」が進んだ。県警ハイテク犯罪対策室は「手口の巧妙化が進んでいる。一層の注意が必要」と呼びかけている。
　同対策室によると、０３年に寄せられたハイテク犯罪に関する相談件数は８９４件（前年比４７９件増）。内容別では▽詐欺・悪質商法３７２件（同２４７件増）▽違法・有害情報１９２件（同１７１件増）などだった。
　摘発件数は「出会い系サイトによる児童買春など」が最多の１６件。「インターネットの掲示板を使った児童ポルノ・覚せい剤販売など」が３件で、性風俗と薬物絡みの事件が目立った。
　このほか、悪質なネットオークションも広がりをみせており、同対策室は「少額の取引を繰り返して信用性を高め、高額をだまし取ろうとする。安易な取引は危険」と注意を喚起している。【高橋昌紀】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040203-00000007-mai-l04