2004年02月02日(月) 13時21分
SCOサイト、MyDoom感染PCの一斉攻撃でダウン(ITmediaニュース)
米SCO GroupのWebサイトは2月1日、コンピュータウイルスのMyDoomによって引き起こされた大型のサービス妨害(DoS)攻撃によってダウンした。この攻撃は2月12日まで続くとみられる。
SCOによると、同社のサイトはデータの大洪水で「完全に使えなくなった」。攻撃は米国時間1月31日夜と2月1日朝に開始され、同社のサイトは膨大な量のリクエストで溢れている。
「世界数十万台に感染したとみられるMyDoomウイルスによって引き起こされたこの大規模攻撃は、現在、インターネットをwww.sco.comへのリクエストで溢れかえらせている」とSCOのITディレクター、ジェフ・カーロン氏は声明の中で述べている。
SCOは自社のサイトにこの声明を掲載したが、米太平洋標準時1日午前7時時点で同社サイトはアクセス不能。SCO広報担当のブレーク・ストーウェル氏は、米ユタ州の自宅で声明を読み上げた。
感染PCは世界標準時午後4時9分(米太平洋標準時午前8時9分)にSCOのメインのWebサイトに大量のデータを送信し始めるはずだったが、インターネットパフォーマンスの計測に当たっているNetcraftによると、SCOのサイトはこの予定時刻の16時間前からほぼアクセス不能となった。これは、感染PCの多くで時計の設定が間違っているためと考えられる。
http://www.itmedia.co.jp/news/ (ITmediaニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040202-00000001-zdn_n-sci