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2004年02月02日(月) 12時49分

人工呼吸回路の事故で和解 都などが5300万支払い共同通信

 都立豊島病院の医療事故で和解が成立、死亡した乳児の遺影を置いて記者会見する母親=2日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ    東京都板橋区の都立豊島病院で2つの医療器具を接続した人工呼吸回路が機能せず死亡した乳児の両親(埼玉県在住)が、計約8200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は2日、都と医療器具会社2社が計5300万円を支払う内容で東京高裁(原田和徳裁判長)で和解が成立した。
 昨年3月の1審東京地裁判決は、2社が使用上の注意点を適切に指示しなかったとして、製造物責任法(PL法)に基づく医療器具の不備を初認定。病院側の事前点検ミスも認め、計約5060万円の支払いを命じた。
 1審判決によると、豊島病院の医師は2001年3月、生後3カ月の男児の気管切開手術で、人工呼吸のため、アコマ医科工業(東京)の麻酔器具とタイコヘルスケアジャパン(同)のチューブを接続。呼吸回路が閉塞(へいそく)し、男児は11日後に死亡した。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040202-00000085-kyodo-soci