2004年01月31日(土) 00時00分
大学合否個人情報、54校予備校へ提供(朝日新聞・)
高校から予備校へ生徒個人の大学合否情報を提供する事例が全国で相次いでいるが、県内の54校でも提供していたことが30日、県教委と県の調べで分かった。うち46校では予備校から現金や図書券で「手数料」を受け取っていた。県教委などは今後、生徒や保護者の同意を得ることや、金銭を受け取らないことなどを各高校へ指導する。
県教委と県文書学事課は29日から公立高校全90校と私立高校全17校に対し調査した結果、公立高校で46校、私立高校では8校が合否情報を提供していたことが判明した。手数料の金額は500円〜10万6490円。
提供先はベネッセや河合塾、代々木ゼミナールなどで、模擬試験の受験者や受講生を指定し、実際に受験した大学や合否を高校に照会。高校側も予備校が各自の模擬試験やセンター試験、合否情報をあわせて作成する「大学入試データ」が知りたいため、協力する形で提供していたという。山浦寿・県教委教学指導課長は「慣行的にやっていたようだが、どこの大学を受験したか知られたくない学生もいる。許されることではない」としている。
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http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?kiji=3984
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