2004年01月30日(金) 00時00分
県内でも無断で提供/大学合否情報(朝日新聞・)
滋賀の県立高校が卒業生らの大学受験の合否情報を大手予備校などに提供していた問題で、県教委は29日、普通科がある県立高校を対象に実態調査を始めた。すでに同様の情報提供を認めている県立高校もある。
県立の進学校 謝礼も受ける
県教委は同日午前、県立高校36校のうち22校に、情報提供についての調査用紙を送付した。調査項目は、前年度の生徒の進路情報を受験業者に提供しているか▽提供方法は個人名か、コード番号などか▽情報提供に伴う謝礼を受け取っているか▽謝礼をどのように使っているかなど。
30日夕までに回答するように各校長に求めている。県教委の担当者は「実態を把握したうえで今後の対応を協議したい」と話している。
一方、ある県立の進学校は、少なくともこの数年、大手予備校など4、5社に、生徒の了解を得ないまま、大学受験の合否情報を実名や出席番号とともに提供していたことを認めている。同校は謝礼として、昨年度は業者から10万円を超える図書券を受け取り、参考書や大学案内などの進学指導用の書籍購入にあてていたという。同校の進路指導担当者は「今後は生徒の承諾をとるなどの方法を検討したい」と話している。
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http://mytown.asahi.com/shimane/news02.asp?kiji=3656
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