2004年01月30日(金) 19時07分

［新教育の森］マイナスイオンって効果あるの？　賛否めぐり宇都宮で講演会　／栃木（毎日新聞）

　◇きょうと来月６日
　マイナスイオンの疲労回復やリフレッシュなどの効果をめぐり、賛否両論の立場から専門家が講演する「マイナスイオンの理解を深める講演会」が３０日と２月６日、宇都宮市刈沼町のとちぎ産業創造プラザで開かれる。宇都宮大地域共同研究センターと、とちぎ大学連携サテライトオフィスが主催する。
　宇都宮大客員教授の大野邦雄氏（５９）によると、マイナスイオンは科学的に明確な定義はなく、人体に効果があるという研究発表はあるものの、不明点も多い。県内１３大学や高等専門学校と産業界との共同研究などの窓口となる同サテライトオフィスには、企業からマイナスイオンについての問い合わせが多く、講演会を開くことになった。
　３０日は、元筑波大大学院教授で農学博士の山田真裕氏が、肯定的立場からマイナスイオンの身体への影響を講演。マイナスイオン関連商品を扱うユニバーサル企画社員の根本政春氏は、企業の取り組みなどを紹介する。２月６日は、残留農薬研究所コンサルタントで医学博士の堀井大治郎氏が、マイナスイオンの有効性や副作用の問題点などを解説。大野氏は中立的な立場でマイナスイオンのメディアや公的機関での扱われ方を紹介する。
　両日とも午後１時半〜午後５時４０分まで。定員１００人で入場無料。参加申し込みは、同サテライトオフィス電話０２８・６６７・０００１。【仙石恭】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040130-00000003-mai-l09