2004年01月30日(金) 12時50分
45点が0・4ppm超す コメのカドミウム調査(共同通信)
農水省は30日、2003年産コメのカドミウム含有量の調査結果を公表した。食品衛生法の安全基準(1・0ppm)を超えるものはなかったが、福岡県大牟田市などコメ計45サンプルから0・4ppm以上が検出された。
農水省は消費者感情に配慮し、0・4ppmを非食用に回す目安としており、これらのコメは買い上げて工業用のりなどに使う。
食の安全への関心の高まりを受け、今回は調査対象を例年の約3倍の2740サンプルに増やした。カドミウムは体内に蓄積すると腎障害を起こす恐れがあり、食品衛生法は1・0ppm以上のコメの販売を禁じている。
0・4ppm以上が検出されたのは宮城県迫町、山形県朝日村、長野県白馬村、新潟県豊栄市、滋賀県米原町、福岡県大牟田市など。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040130-00000114-kyodo-soci