2004年01月29日(木) 07時01分
楽天、入門者対象に「専用投信」など設定(日経新聞)
インターネット上で仮想商店街を運営する楽天は4月に解禁される証券仲介業への進出に向け、サービス概要を固めた。株式投資になじみの薄い“入門者”の顧客を主な対象とし、同社専用の投資信託などを取り扱う。昨年11月に買収したネット専業証券を活用、楽天の知名度を武器に自らが仲介業者となり顧客を集める。
楽天は買収したネット専業のDLJディレクトSFG証券の仲介業者になる。楽天のホームページ上に設ける資産運用のコーナーを通じて金融商品を販売する「バーチャル型仲介業者」となる。DLJは頻繁に株式を売買するデートレーダーに顧客が偏っており、一般投資家を楽天ブランドで呼び込む。楽天専用の投資信託を五本程度販売する方針で、独立系を中心に運用会社の選定に入った。中国株やイベントの証券化商品など一般投資家の関心を呼びそうな小口商品も取り扱う。グループ内で証券サービスの住み分けをするため、DLJは3月にも、同じ銘柄を1日に売買した場合の売買委託手数料を下げ、デートレーダーを囲い込む。(07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040129AT1F2800H28012004.html