2004年01月29日(木) 21時02分
架空請求にご用心!今年すでに387件の相談−−県消費生活センター /熊本(毎日新聞)
◇身に覚えない借金、サイト利用料…
身に覚えのない携帯電話の有料サイト利用料などを請求される「架空請求」の相談が今年に入って急増しており、県消費生活センターが注意を呼び掛けている。
同センターに寄せられた相談件数は今年に入り14日までに387件。全体の相談件数の約7割を占めている。1日70件を超えることもあり「これまでにないほど多い」という。
相談内容は、以前登録した出会い系サイトを退会していないので15万円払えという電話があった。支払わなければ裁判を起こすと脅されたが、サイトは利用料を払って退会しており、サイト業者からは何も聞いていない(26歳女性)▽金融機関から債権回収の依頼を受理したという「最終警告」のはがきが届いたが借金はない(28歳男性)——など。中には架空の弁護士名で通知書を送りつける例もあり、手口も巧妙化している。
同センターは心当たりがなかったり、借金や利用した覚えがあっても、業者が違ったり、どの金融機関の債権を回収するのか明確にしない場合、不当請求と判断するよう注意。対処法としては無視して支払わず、個人情報も教えないようにし、脅されて不安な場合は警察に情報提供するよう呼び掛けている。【山田宏太郎】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040129-00000004-mai-l43