2004年01月29日(木) 11時02分
ヤミ金被害、過去最悪の32万人=対策法施行後は相談減少−警察庁(時事通信)
法定利息を大幅に上回る「ヤミ金融」による昨年1年間の被害者は約32万2000人で、被害額は約322億4千万円に上ることが29日、警察庁のまとめで分かった。いずれも統計を始めた1996年以降最悪で、検挙件数(556件)と検挙人数(1246人)も過去最高となった。
昨年9月、ヤミ金対策として改正貸金業規制法と改正出資法の一部が施行され、無登録業者の広告や高金利の要求が摘発の対象となったが、これにより全国で計10件、16人が検挙された。
また、警察庁は同月を「取締強化月間」とし全国で一斉摘発に着手、計125件を検挙したが、それ以降は各警察本部への被害相談数が減少したという。同庁は「取り締まりの強化で、被害は沈静化している」としている。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040129-00000563-jij-soci