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ヤミ金業者の取り立て後に横浜市の男性が自殺した事件で、出資法違反（高金利）の罪に問われた東京都台東区の「アルコフィナンシャル」＝昨年１１月に東京都が登録取り消し処分＝の元店長ら３人に対する判決が２９日、横浜地裁であった。田中亮一裁判官は「多重債務者を相手にした巧妙で悪質な犯行」として１人に実刑、２人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
判決は、元店長の小柳太一被告（２４）を懲役１年４カ月、罰金１６０万円（求刑懲役２年、罰金２００万円）などとした。
判決などによると、３人は０２年５月から昨年８月にかけ、貸し付けた１４人から法定利息を大幅に超える利息を受け取った。
１４人のうち、５万円を借りて法定の５５倍という高い利息を払わされた横浜市の男性（当時７０）は昨年８月、取り立ての２日後に「ヤミ金におわれると思うと生きたきもちになりません」などと記した遺書を残して自殺した。(01/29 20:11)