2004年01月28日(水) 00時00分

犯行前に“本人”の携帯不通にする「おれおれ詐欺」（ZAKZAK）

　息子を装って家族に電話し現金を振り込ませる「おれおれ詐欺」が２７日、松江市で４件相次いだ。現金を振り込んだ人はいなかったが、連絡を取らせないよう息子の携帯電話の通話が犯行前に止められていたという。松江署は同一犯による詐欺事件とみて捜査している。

　調べでは、いずれも息子を名乗り「大変なことになった」となどと泣き声で電話。その後、別人が「金を払えば息子を解放する」と脅し、１００万−１４０万円を要求した。

　親らが息子の携帯電話に電話すると不通になっていた。事前に携帯電話会社に息子を装った連絡があり、通話が止められていたという。

　４件とも不審に思った親らが本人に安否を確認したり、松江署に届け、被害はなかった。

　同署は、犯行グループが何らかの方法で、携帯電話の番号や個人情報を入手していたとみて調べている。

ZAKZAK 2004/01/28

http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2004_01/1t2004012811.html