2004年01月27日(火) 12時01分
抗リウマチ薬で5人死亡 発売後わずか4カ月で(共同通信)
製薬会社アベンティスファーマ(東京都港区)は27日、昨年9月に販売を始めた抗リウマチ薬「アラバ錠」(一般名レフルノミド)を使った患者の中で、16人が間質性肺炎を発症し、うち5人が死亡したことを明らかにした。
同社はホームページなどを通じ、緊急対応として、間質性肺炎や肺線維症の既往歴がある患者や、処方中にせきや呼吸困難などの呼吸器症状が出ている患者への投与を中止するよう呼び掛けた。
同社によると、アラバは市販後の全例調査で、約3360人の副作用情報を集計した結果、間質性肺炎を発症した患者の割合が高いことが判明した。薬との因果関係については現在調査中としている。
同薬は添付文書で「間質性肺炎(0・1%未満)が現れることがある」としている。
アラバは国内で数千人規模の患者を対象に有効性の確認をする第三相臨床試験を実施しておらず、海外のデータを基に国の審査を受け、昨年4月に承認された。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040127-00000106-kyodo-soci