2004年01月27日(火) 21時00分
日本弁護士連合会など、裁判員制度でシンポジウム(日経新聞)
日本弁護士連合会などは27日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで裁判員制度に関するシンポジウムを開いた。自民党の保岡興治衆院議員や民主党の千葉景子参院議員ら国会議員や、市民団体代表らが制度導入に向けた課題などを話し合った。
冒頭で日弁連の本林徹会長は「裁判員制度は裁判に市民の良識と社会経験を反映し、裁判を分かりやすいものにできる」とあいさつ。その後のパネルディスカッションでは裁判員が参加しやすくするための休業制度の充実や、警察や検察の取り調べの録音・録画の導入といった刑事手続き全般の改革の必要性などを指摘する声があがった。
市民が刑事裁判の審理に加わる同制度の導入は、今国会に提出予定の司法制度改革関連法案の目玉。法案成立後、3—5年後をメドに実施される見込みとなっている。(21:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040127AT1G2702R27012004.html