悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年01月27日(火) 14時38分

タイヤ脱落の母子死傷事故、三菱自工に2度目の捜索読売新聞

 横浜市瀬谷区で2002年1月、走行中のトレーラーのタイヤが外れ、直撃を受けた歩行中の母子3人が死傷した事故で、神奈川県警瀬谷署の特捜本部は27日午前10時過ぎから、トレーラーを製造した三菱自動車工業本社(東京都港区)など数か所について、業務上過失致死傷の疑いで捜索を始めた。

 この事故で、県警が同社を捜索するのは昨年10月24日に次いで2回目。

 県警は当初、同社製の大型車で同様の事故が10年間で34件起きていたことなどから、車軸とタイヤ本体を連結する「ハブ」と呼ばれる金属部品の構造的欠陥がタイヤ脱落の原因との疑いを強め、警察庁の科学警察研究所(科警研)に鑑定を依頼した。しかし、科警研が昨年12月にまとめた鑑定結果は、ハブの構造的欠陥を否定、「長年の使用で金属疲労を起こしたことなどが原因」とした。

 これを受け、県警で再検討した結果、過去の事故情報が社内に十分伝わっていなかったため、こうした金属疲労が見逃された疑いが強く、同社の安全管理体制の不備が事故の原因につながったと判断。関係証拠の収集のため、改めて捜索することにした。

 県警は1回目の捜索以降、同社の安全管理部門や販売部門の幹部などから事情聴取を重ねており、今回押収した資料などを分析し、複数の幹部らの立件を視野に捜査を進める。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040127-00000106-yom-soci