悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年01月26日(月) 00時06分

<イスラム教シーア派>ヒズボラとイスラエル、捕虜交換で合意毎日新聞

 【エルサレム樋口直樹】イスラエルは24日、レバノンのイスラム教シーア派武装組織「ヒズボラ」と捕虜交換で合意したと発表した。イスラエルは00年にヒズボラに拉致された兵士3人とイスラエル人実業家1人を受け取る代わりに、ヒズボラ幹部を含むレバノン人やパレスチナ人などの捕虜400人余を釈放する見通し。兵士3人は既に死亡しているとみられる。

 ヒズボラとの捕虜交換は98年以来初めて。両者はドイツの仲介で約3年間交渉を続けてきた。

 イスラエル放送によると、捕虜交換は今週中に実現する見込み。イスラエル機がレバノン人捕虜らをドイツに運ぶのと同時に、ドイツ機がレバノンの首都ベイルートから兵士3人と実業家をイスラエルへ空輸する。イスラエルは一両日中に正式な釈放予定者リストを公表する。

 捕虜交換をめぐっては、86年にレバノンで行方不明になったイスラエル軍飛行士、ロン・アラド氏の扱いが最大の焦点になっていた。イスラエル首相府は、ヒズボラとの間で同氏の安否情報と引き換えに、ヒズボラ側が釈放を求めているレバノン人の大物捕虜を釈放するとの約束を取り付けたことを明らかにした。

 アラド氏の家族らは、同氏の安否などが確認されないままレバノン人捕虜らを釈放することに強く反発。ヒズボラに拘束されている実業家が、違法な目的のためにアラブ首長国連邦を訪れた際に誘拐された可能性が高いこともあり、捕虜交換の是非は国内世論を二分していた。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040126-00000047-mai-int